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こんな澄ました顔をしている癖して、この事例はAの命に関わっているからと裏で死ぬほど努力していたのだ。ただロボロの対応がどうも妙なので、今ショッピはそれにひどく疑念を抱いている。
ショッピは静かにベッドの上で伸びをした。ン゛ン、なんて唸り声と共に膝の上のパソコンが少しズレる。彼はそれを落ちないように華奢な指で支えたあと、諦めきった声で言う。
「……ごめーん、ムリそう。Aちゃん、クッソ行かせたくないけど、ロボロさんに直談判してきてくれへん？ いや、ほんまに行かせたくないよ？ けどアンタの無罪が立証される方法それ以外思い浮かばんくて……。あーくそ、ロボロを裁けへんこの国の司法に限界を感じるわ」
「……えっと、わかりました。がんばります……！」
「ハー？ ムリ、可愛い、やっぱ行かせたくないわ。他のメイドにやらせる」
「えぇ……」
困惑するAを横目見て、それすらも可愛いなんて褒めるショッピ。彼女を前にすると塩っぽい彼ですらこうもでれでれになるんだな、とチーノの見舞い帰りにショッピの見舞いに寄った鬱は思った。そして、男後輩のギャップに萌える訳もなく、言わずもがなドン引いただろう。
鬱は顔を引き攣らせて笑いながら、片手に持っていた果物を持ち上げて見せた。
「お取り込み中悪いけど、ショッピ、見舞い品持ってきたで」
「……大先生。今俺Aちゃんとランデブーしとったんやけど」
「Aちゃん久しぶり。君も色々と大変やね」
ショッピのセリフをまるで聞こえてないみたいに無視して、様々な意味を込めて鬱はそう告げた。勿論ショッピに対する皮肉も含まれているが、きっと彼にそんな攻撃は聞かない。
どこか他人行儀で壁を作るみたいな発言だ、とAは薄い感想を抱く。蒙昧なAには鬱の言葉の裏を読むことは出来なかったので、あはは、と苦笑することしか出来まい。
ショッピは鬱の持ってきた見舞い品の中を見て問う。
「今回は何で桃なんすか？」
「東の女から貰ってんけど、俺食えへんから」
「あの、俺の見舞い品女から貰ったもんでまかなうのいい加減辞めてくださいよ」
鬱の態度にショッピは幾度目かの溜息をついた。しかしその時、ショッピの頭に閃が生まれる。そうだ、コイツにAの肉壁になってもらお なんて非道い考えを思いついた途端、一瞬でそれを声に出してしまうのがショッピのより非道い所なのかもしれない。
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にのやも(プロフ) - 梓月さん» 流石悪運なだけありますね(><) シナナイデ……ツヨクイキテホシイデス……😢 (5月2日 23時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ｴｪﾝ また何かに巻き込まれようとしている…泣 ﾄﾞｳｼﾃ…ﾄﾞｳｼﾃ……無事に生きてくれぇ〜 (5月2日 19時) (レス) @page35 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» コメント有難う御座います(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”！ 例の美女は私のタイプの塊なので魅力を感じて貰えて冥利に尽きます！︎︎︎︎ 読者様の好みの作品を作ることができて光栄です、是非最後までお付き合い下さい！⋆* (5月2日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんの特異な体質や、それにメンバーがどう対応していくのか…そしてあの美人ちゃんの性格全てが魅力的すぎて…こういう作品が大好きでずっと探してたんです…！これからも応援してます！ご無理せず更新頑張って下さい！！ (5月1日 19時) (レス) @page33 id: b4227fd166 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - にのやもさん» にのやも様のモチベになったら読者としては幸せでございます🌷.* 更新は読み返しながらゆるりとお待ちしておりますので、焦らずにのやも様のペースで❀ (4月20日 20時) (レス) id: aa12f1452f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年4月5日 19時
