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「食堂のご飯も美味しいけど、いい加減ジャンクフードが食べたい！ ピザ！ ハンバーガー！ 美味しい紅茶！ コーラはもう飽きたの！」
「コーラなんて出たことな……ああ、噂のロボロセレクトか」
Aがこくこくと頷くと、チーノは顎に手を当てて考える。ほんまこの女は。こうもしっかりと 食堂のご飯も美味しいけど とか無意識に誰も傷つけない言い回しをする。素直で純粋すぎるあまり、チーノも憎むに憎めない。自分が彼女に頼られているという事実があまりにも甘くて、彼女の要望なら、なるべく応えてやりたいと思った。
うーんと唸ってから、でもなあと続ける。
「俺先月病欠が多かったから、今月は結構仕事でパンパンやねんな。そんな言うなら連れてってやりたかったけど」
「ほんとチーノって使えない」
「しばくぞ」
せや、コネシマとか今月暇や言うとったで、とナイフでベーコンを切る。彼女はコップについた水滴を爪で集めて大きな水滴をつくりながら、ええ と顔を顰める。
「あの人とほとんど話した事ないよ」
「だろうなぁ。……ってちょっとは話したことあったん？」
「ほんとにちょっとね」
チーノはふぅんと言ってホテルバターの包装を破いた。ぴり、と音と共に黄色い個体が出てきて、それをナイフで掬ってパンに乗せる。普段のチーノのモーニングルーティンである。Aはそれを横目に食後のヨーグルトを嗜みながら、静かに唸った。
「う〜、ピザ食べたい……」
「大先生は？ お前一応女やから奢ってくれるで」
「あの人は最近おかしいから……てか一応って何」
「じゃあコネさんしかおらんな」
「呼んだか？」
「「ばっ！？！？」」
向かい合って座っていた二人の間に割り込むように乱入した男はコネシマである。なんやそんな驚かんでも、と口を尖らせた彼を見つめながら、チーノとAはシンクロして心臓に手を当てた。本人たちは不仲を主張しているが、ここまできたらもう仲良いと言われても否定できない気がする。
コネシマは腰に片手を当ててAを見た。
「城下町行きたいんか？ フーン聞いてたぜ、俺は耳がええからな！」
あ、どこかで聞いたことのある台詞。やはり金髪の彼と今頃病室で朝食を食べてるであろう彼は何らかの深い信頼というか関係性があるようだ。彼の胸元の金色のピンをみると、幹部関係が薄ら見えてきた気がした。
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にのやも(プロフ) - 梓月さん» 流石悪運なだけありますね(><) シナナイデ……ツヨクイキテホシイデス……😢 (5月2日 23時) (
レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - ｴｪﾝ また何かに巻き込まれようとしている…泣 ﾄﾞｳｼﾃ…ﾄﾞｳｼﾃ……無事に生きてくれぇ〜 (5月2日 19時) (レス) @page35 id: c21b6e797e (このIDを非表示/違反報告)
にのやも(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» コメント有難う御座います(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”！ 例の美女は私のタイプの塊なので魅力を感じて貰えて冥利に尽きます！︎︎︎︎ 読者様の好みの作品を作ることができて光栄です、是非最後までお付き合い下さい！⋆* (5月2日 17時) (レス) id: 4e49335954 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - コメント失礼します！主人公ちゃんの特異な体質や、それにメンバーがどう対応していくのか…そしてあの美人ちゃんの性格全てが魅力的すぎて…こういう作品が大好きでずっと探してたんです…！これからも応援してます！ご無理せず更新頑張って下さい！！ (5月1日 19時) (レス) @page33 id: b4227fd166 (このIDを非表示/違反報告)
*ゆきうさぎ*(プロフ) - にのやもさん» にのやも様のモチベになったら読者としては幸せでございます🌷.* 更新は読み返しながらゆるりとお待ちしておりますので、焦らずにのやも様のペースで❀ (4月20日 20時) (レス) id: aa12f1452f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのやも | 作成日時：2024年4月5日 19時
