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まさかの着信相手に愕然とした。
この世界にも存在するのか、あの国の幹部たちが。逃がしてはくれないのか。
今世になっても私の人生に関与してくるのか。
無視しようと思ったが履歴には何時間か前にも数回掛けてきているようだった。もしこれで大切な用事だったらコネシマにも、なんせ今後の私に一番影響してくる。
「何回も掛けてくるってことは相当大切な用事なのか…」
迷っているうちにも時間は過ぎていく。覚悟を決めなければ。通話ボタンを押そうとする。
「あ、切れちゃった。」
やってしまった感もありながら安心した。
また、着信音がなった。ロボロからだ。
「出るしかないのか」
逃げられない。今度こそ覚悟を決めてボタンを押す。
深く深呼吸をする。
「ハァーーーー………も、もしもしぃ………」
rbr「もしもしぃ、じゃないねん。電話でろよ！何しとってん」
「ね、寝てました…」
嘘じゃない、寝てたのは事実だ。
rbr「どうせそうやと思ったわ。約束すっとばしやがって。」
「本当にごめん…」
約束なんて知るわけないだろ。
もしや、朝のアラームはこの約束のためのアラームだったのでは？
rbr「、え、、ぃ、いや…な、なんでそんな素直なん。気持ち悪っ。」
沈黙が流れる。
rbr「…まぁ、ええわ。今日遊んだメンバーで夜ご飯食べることになってたやん。コネシマも飯だけは来るかなって、いつものファミレスな」
行けるわけない。
「体調悪いから、き、今日は止めとく。わざわざ、ありがとう…な！」
不自然な関西弁。
rbr「…風邪、治ったんじゃなかったん？それなら、連絡せえよ！みんなに伝えとくから。明日学校は来れるなら来てな。」
「ありがとう、じゃあまた。」
そうやって通話は終わった。
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作者名：跳ね子さん | 作成日時：2024年3月17日 1時
