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その後は二時限目、三時限目、四時限目と何事もないまま過ぎていった。
特に変わったことはなく、班でのグループワークがあったり、先生に当てられ発表するはめになったり、クラスに必ず一人は生息するおふざけ男子が変なことをしたり、隣の席の女子が落とした消しゴムを拾ったり、なんやかんやあって昼休みに入った。
zm「じゃ、購買行ってくるわ」
ゾムは昼休みに入るなり勢いよく教室を飛び出していった。
ut「シッマは購買行かんでええの」
鬱が弁当と水筒を持って近づいてきた。
「え、あぁ…購買？」
ut「おん」
正直なところ昼食のことなんて頭になかった。
Aはいつもの仲良し女子メンバーで学食を食べる学校生活を送っていた。学食で十分にお腹は満たされるため購買で何か買うこともなく、弁当なんてもっての他。
学食派の私はいつもの癖で無意識に学食で済ませようとしていたのか。
「ぃ行く！行くつもり！財布探してて！」
ut「そう。先行っとくな」
「ぇ、どこに？」
ut「いや、屋上やけど」
鬱は不思議そうに答えた。反射的に聞いてしまったが不味かったか。
「そう、だ、……やんな！いや、変なこと聞いたわ！」
勢いでとりあえず誤魔化すが気まずい。
sha「おーい！大先生、シッマ！屋上行くでー」
ナイスタイミングと言いたくなるほど良いタイミングで教室の外からシャオロンが私達を呼ぶ。シャオロンの後ろにはロボロも一緒だ。
鬱は返事をして、そちらに引っ張られるように教室を出る。
rbr「はよしーや」
ロボロがAを急かすように大声で呼んでくる。
「購買行ってからから行くー」
伝わったらしく、三人は談笑しながら屋上へ向かったようだ。
私は購買へ向かわなければ。
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作者名：跳ね子さん | 作成日時：2024年3月17日 1時
