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数分後、学校へ無事到着。シャオロンにはテンション低いなとか、まだ風邪？とひたすらに煽られ、引かれ、時には心配され続けた。
シャオロンは違うクラスで反対の方向へ行ってしまった。嵐が一つ過ぎ去った。だが、ここからも気が抜けない。
クラス内にあの人たちの誰かがいるのか、それともいないか。そもそも別の学校か、はたまたこの世界にいないのか。どれにせよ、教室に入らないと始まらない。教室のドアの前へ仁王立ち、そっとドアを開き入室する。
「ぁ、自分の席知らない」
一旦、教室を出るか迷う。
??「シッマ来たんや」
すぐ側から声がした。そこにはダルそうに頬杖をついている鬱がいた。
「ぉ、おはよう。ぁー……だ、大先生…？」
ut「なんで疑問符やねん。あと、席あっち」
教室の後らへんをみるとゾムがこっち、というように立ち上がって手を振っていた。大先生はだいたいなんで俺が前なんかに…とブツクサ文句を垂れ流している。
「…あ、席替えか」
ut「お前が欠席のとき丁度やってん」
いかにも不機嫌顔な大先生を置いてゾムのところへ移動する。
あと、鬱の呼び方は大先生で正解だった。危ない綱渡りだ。
zm「来たんやな、おはよ。お前の席ここ」
指示された場所はゾムの左前で窓際の席だった。感謝を伝え荷物をおろし、教科書類を机へしまう。
なんとも運が良い。こんなピンポイントで席替えが行われるとはついている。
zm「なぁ、なんで制服ちゃんと着てんの」
シャオロンと同じことを言われた。その後も元気ないな、等。全く同じ会話の流れになった。
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作者名：跳ね子さん | 作成日時：2024年3月17日 1時
