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昨日はハプニングだらけだったがとうとう迎えた朝。
他の人にはどうってことない朝だが今の私にとっては勝負の日。どこまで違和感なく過ごせるか、現在の状況に一刻でも早く慣れ、また素晴らしい今世を謳歌するために。
「忘れ物はないはず」
昨日、一つ一つ取り出して確認したから問題ない。制服を着こなし靴の紐をいつもよりキツく結び気合いを入れる。
朝ごはんはダイニングテーブルの上にあったお金で何とかした。両親は仕事で忙しいのか起きたらもういなかった。一体いつ帰ってきたのだろう。
玄関の戸締まりをしてスマホを持つ。ポケットには生徒手帳、念には念を入れてマップを頼りに学校へ行こうと思う。
「よし……行こう」
指示通り歩き始める。
??「あ！！来とるやん！！！」
朝からうるさいやつもいるものだ。
こっちは気が気でないというのに。
??「おい、無視すんなよ！！」
地面を蹴る音が物凄い勢いで近づいてくる。
まさか、と思い立ち止まる。この道には今ヨボヨボのおじいちゃんと私しかいない。後ろのやつが声をかけたのって。
後ろから容赦なく肩をつかまれる。
ゆっくり振り返るとそこには、満面の笑みで突っ立っているシャオロンがいた。
顔面蒼白。想定よりも早く接触してしまった。シャオロンが不思議そうに尋ねてくる。
sha「どうしたん、顔色悪いで」
お前のせいだよ、と言いたくなる。
「ぃいや、全然大丈夫！」
sha「それならええけど」
学校へ到着するにはまだ結構な時間がある。つまり、シャオロンとの登校ルートは避けられない。
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「前世は打ち首 今世は入れ替わり」を選んでいただきありがとうございます。
初めまして、作者の跳ね子さんです。
お気に入り追加、評価、ハート、ランキング等ありがとうございます。とても励みになります。こんなに多くの方に読んでもらえて本当にビックリです。
初の作品で気ままに書いているので、これからも暖かい目で見守ってください。今後も楽しんでいただけたらと思います！
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作者名：跳ね子さん | 作成日時：2024年3月17日 1時
