【d!】前世は打ち首今世は入れ替わり (ページ2)

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女が打ち首に掛けられる

罪人の名はA
役職、幹部補佐役

場所は国の大広間に置かれている断頭台。
時刻は時計台が12時の針を指し鐘が鳴る頃
あの首が飛ぶ。

国家反逆罪により打ち首。
後に晒し首までが刑罰の内容。

彼女の犯した罪。
それは総統の暗殺未遂。

　

あぁ、なんて恐ろしいことをしたのだろう

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今日、胴と首がお別れすることが嘘のように天気がいい。小鳥が囀ずる代わりに国民が喧騒している。

自分の手元には抵抗出来ないよう結ばれた縄
太陽に目を細め、己の罪状を思い返しながら進むべき道を辿る。

向かう先は広場の断頭台。見世物だといわんばかりの人が辺りには溢れている。最後の抵抗だ、とか言って暴れたりでもしたら即お陀仏だ。

残り少ない人生。
少しだけ過去に想いを馳せよう。

そうすれば思い出せるかもしれない。

身に覚えのないこの罪も。